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2012年1月23日
力のかかる方向を知ろう
建物には重さがあります。
そして重さがあるという事は、そこに重力があるという事です。
宇宙空間のように重力がなければ重さという概念もありませんが。
重力のある地上に建物を建てるには、建物本体の重さと、建物内に入れる家具類、そして住む人間の重さが加わり、降雪地域では屋根に積もる雪の重さもかかり、それに耐えられなければ家は潰れてしまいます。
この重さは上から下方向に対し垂直に負荷がかかります。
業界用語では「鉛直荷重/えんちょくかじゅう」と呼ばれ、家を建てたら取り壊すまでずっとかかり続ける力です。
家にはこの縦方向からの力の他に横からの加重、水平力も加わります。
主に地震の揺れや台風などの風の力です。
この横方向の力は縦方向と異なり、どちらかと言うと瞬間的な力と言えます。
地震の場合は縦揺れと横揺れがありますが、縦方向の揺れは設計段階で鉛直荷重に対する強度計算がなされているので、特に問題はありません。
ですから地震の場合は横揺れ、つまり水平力の力が重要になってきます。
建物を建てる際にはこの縦揺れと横揺れに対応できる構造設計を行い、風や地震で倒壊しないように建てられているのです。
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