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2012年1月27日
2つの力に耐える
前回、家は縦方向と横方向からの力が加わると説明したしました。
この2つの力は全く別物なので、家は縦横両方の力に耐えられる構造にしなければなりません。
家の縦方向の力には柱や梁などの軸組み(骨組み)で耐え、横からの力には壁や筋交いなどで耐えます。
壁は単なる部屋の仕切りというわけではありません。
壁そのものが家の強度を支えているのです。ですから、横からの力に耐えうるだけの強度を持った「耐力壁」でなければなりません。
耐力壁にはいくつかの種類があって「塗壁」「貫」「筋交い」「面材」がバランスよく使われることで大きな力を発揮します。
縦方向の力は重力によって上から下にかかりますし、梁を伝わってより下の柱に力が伝達されます。
そして力が集まる場所には大黒柱のような太い柱や、梁が必要になってきます。
横方向の力が加わった場合、柱や梁だけでは家はグラグラと動いてしまいます。
ここに耐圧壁が入ることで軸組み(柱などの骨組み)がしっかりと固定されグラグラしなくなります。
耐圧壁は正面からの力よりも横方向からの力に耐久力があり、その長さが長いほどふんばりが効きます。
こうやって縦からの力と横からの力に対して耐える構造にしているのです。
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