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2012年3月30日
訪問時に確かめたい工務店の考え方
これまで高気密、高断熱についてご紹介してきました、今回は実際に家を建ててもらう工務店さんについてご紹介します。
工務店さんによって高気密、高断熱に関する考え方がそれぞれ違います。
「A」という工務店さんは高気密、高断熱を積極的に採用した家造りを目指していて、「B」という工務店さんはそこそこで良いと考えている事があります。
一般のユーザーが工務店さんと話す時に是非以前ご紹介した「C値」と「Q値」を聞いてみて下さい。
「A工務店」さんは「C値」が0.3p2/m2であるとの返答があり、「B工務店」さんからは2p2/m2という答えが返ってきたとしましょう。
※「C値/相当隙間面積」は1p2/m2以下であれば高気密住宅と言え、「Q値/熱損失係数」は2.7W/m2であれば高断熱と言えます。
技術的に「C値」を上げるのはそれほど難しくはありませんが、この二つの工務店がどうしてこの数値を出すのか、素人にもわかりやすく説明してもらえるかが選ぶポイントになってきます。
「A工務店」さんからは多分高気密の必要性を聞く事ができると思いますが、「B工務店」さんから何故その数値の家を建てているか明確な答えが聞けるかが重要です。
何か特別なこだわりがあっての事なのか、単に勉強不足で知識・技術が無いからなのかを、その説明から感じ取って下さい。
専門用語を駆使した訳のわからない返事や、抽象論を話す工務店さんは要注意でしょう。
家の中の大きな温度差は脳卒中などのリスクが高まりますし、家は長く住むのですから光熱費も差もバカにはできません。
そういうスタンスで家造りをしている工務店さんならば安心して任せられるのでは無いでしょうか。
たまに、家は隙間があった方が常に新鮮な空気が入ってくるし、湿気も逃げて行くから健康に良い、などと言う工務店さんがいますが、こういう工務店さんには仕事を任せたくないですね。
だって、家は窓やドアを開ければ低気密住宅に早変わりしますからね。
つまり最近の家のトレンドは、先ずは高気密・高断熱の家を造り、空気の流れを考えた間取り、窓や排気口を設置する事で適切な換気を行うことです。
家造りは大きな買い物ですし、造ってからのから改造は余分なお金と時間を浪費しますから、じっくり準備をして完成してから後悔しなようにして下さい。
数件の業者を回って、信頼のおけるハウスメーカーや工務店さんを探して下さい。
是非お試しください。
新築・リフォームのお問いわせは:ナミリスダイナミックバンク
電話:029−859−4177